AKG K271mkII モニターヘッドフォン購入しました!
プロユースのAKG STUDIOシリーズが「mkII」として生まれ変わったモデル。
AKG K271mkIIは、アメリカのスタジオで多く採用されているモニターヘッドホンK271 studioシリーズの後継機種。
弦楽器など繊細なサウンドの再現にこだわり、忠実で色づけのない音。長時間装着していても圧迫感なくリスニングできる密閉型ということでDTM用に購入。約一ヶ月使用してのレビューです。
AKG K271mkII の明瞭サウンド。
まず注目したいのが、AKG独自のダイヤフラムの厚さに変化をつけた「バリモーション・テクノロジー」という技術。
中心部の歪みの原因となる振動を抑えることによりクリアな高域を実現、サウンドの明瞭度が向上したとのことで、このK271mkIIを語るうえでのキーとなるポイントは「クリアな高域」なのですね。
実際聴いてみると音の細かな感じや輪郭のはっきりした立体感には本当に驚きます。音場が広く感じられるのでバイオリンの弦やアコースティックギターの音をメインとしている楽曲は聴き惚れてしまいますw。
同時に低域についての評判は事前に知っていたのですが、自分の再生環境では弱さを感じたのが第一印象でした。
特性さえつかめれば、各楽器音の分離性も高くエフェクトの効きもはっきり確認できるので、試行錯誤しながら使用していました。
AKG K271mkIIで編集した音を他の再生端末で聴くと低域が大きめになっていたので、それを見越して小さめに編集すれば丁度いい具合になってました。
予想外の驚き!
実はエイジングについては当てにしていなかったので、何時間かノイズを再生してなじませるようなことは特にしませんでした。
そんななか他の再生端末で聴くと明らかに低域が足りなくなってきて気がつきました。「低域が忠実に再現されてる…もしかしてエイジングかな?」
当てにしてなかっただけに「大喜び!」で、その後は低域も自然で忠実、まさに理想的なサウンドバランスでミックスができてます。やっぱりエイジングは効果ありですね。
AKG K271mkII の詳細
仕様 | |
---|---|
構造 | 密閉型 |
再生周波数帯域 | 16~28,000Hz |
インピーダンス | 55Ω |
感度 | 91dB/mW |
ケーブル長 | 約3m (着脱可能) |
プラグ形状 | 3.5mmステレオミニ (6.3mmステレオ標準変換プラグ付属) |
重量 | 約240g (ケーブル除く) |
付属品 | ケーブル2本(3mストレート、5mカールコード)、交換用ベロア製イヤーパッド、標準プラグアダプター(ねじ固定式、金メッキ) |
DTMでは長時間の作業になる為、耳をすっぽり覆ってくれる密閉型タイプを探してました。自分の耳は大きめなので、押さえつけられるタイプだと耳が痛くなってしまうのですよね。なので K271mkIIのイヤパッドは大型でやわらかいので理想どおりでした。首にかけると首コルセットのように自由がきかなくなるので、きちんと置くなり掛けるなりします。
遮音性も高いので夏場の暑い時期はもちろん蒸れます。ベロアタイプの交換用イヤパッドも付属するので冬は交換してもいいですね。まだ使ってないので楽しみ。
装着感は軽めでとてもいいです。ヘッドバンドは自分には少し圧迫感があるかな。少し余裕をもって装着したいところ。
そしてそのヘッドバンドと連動してヘッドフォンを外すと音がミュートされる機能は「さすが考えられてるな」と思いました。夜中の作業でもまわりに気を使わずにすみますね。
そして嬉しいのがストレートとカールの2本あるコードも交換可能ということ。最初かたくてヘッドフォン本体から着脱できなかったのですが、根気強くストッパーのボッチを押してずらしていく感じで外せました。
イヤパッドとコードも長い間使用しているといたんでくるので、別売りもあって交換できるのはうれしいですね。
まとめ
レコーディングのモニタリングとなると、装飾のない忠実なサウンドが求められます。さらに音場と音の定位、ディテールなどいろいろな角度からサウンドをさぐるのですが、K271mkIIはそれに応えてくれるヘッドフォンだと思います。
K271mkIIとは長い付き合いになると思うので、K271mkIIを体感することを楽しんでいきたいと思います。そして同時にK271mkIIを体感した方の話もたくさんきけることを楽しみにしたいと思います。
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